17″使いが15″のRetina MacBook Proに移行して思う良かったこと悪かったこと
新型MacBookの記事を書いていて、改めて「やっぱり自分、Macが大好き(*´ー`*)ほわわ~ん」と強く認識したゆこびん(@yucovin)です、こんにちは。
このブログは「Appleブログ」と言い張ってますが、やっぱりiPhoneブログじゃなくてMacブログなんだよなぁ。もうちょっと最近のカンジ(iPhone風)にしたいんですけどねw
今日は改めてMac愛を感じた私が送る「15インチ MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」のレビューです。
RetinaのMacBook Pro 15″がリリースされたのは、忘れもしない2012年の6月WWDCの時。
今は全く珍しくもない製品ですが、あの時は「やっとMacにRetinaが来た!」と多くのAppleユーザーの歓喜の声が沸き起こりました。
私はもちろんMacのRetina化推進委員会ブロガー部門代表(書く度に名称が違うのは気にしないこと!)ですからね、嬉しかったんですよ。…嬉しかったんですけど…、Retinaは15インチしか出なかった。それどころか今まで「フラッグシップモデル」としてもてはやされていたMacBook Proの17インチがしれっとディスコンになっていました。即ちノート型17インチの終了です。
私は、あれこれ考えましたが、結局17インチのMacBook Pro(無印)を使い続け、最後はマシンの不調により泣く泣く15インチRetinaに移行したわけです。
そんな私が、実際15インチのMacBook Proを使ってみてどう感じているのかをお届けする、というなんともニッチなエントリに仕上がっております。(笑)
【私のマシン】
前マシン:MacBook Pro 17インチ(Early 2011)
(↓移行)
現マシン:MacBook Pro Retinaディスプレイ 15インチ(Mid 2014)
前マシンは、最近Appleが大々的にリペアプログラムを発表したモデルです。メモリは16GB、ストレージはSSDに換装してありました。
現マシンは、カスタマイズであげられるものをあげています。
MacRetina化推進委員会ブロガー部会長であるのにRetinaの15インチに飛びつかなかった理由
まず最初に、あんなに「Retina! Retina!」と言っている(た)のに15インチのRetina MacBook Proに飛びつかなかった理由から。
私が最近まで使っていたMacBook Pro 17″は Early 2011モデルでした。このマシンを使うようになったは2011年の7月。RetinaのMacBook Proが発売されたのが2012年の6月、一年も経っていませんでした。
まず言っておきたいことは、私はApple製品が好きでいろいろ新しいものを購入しているように見えるかもしれませんが、自分なりのルールがあります。
それは「新しいものが今使っているもの以上に優れていいるか?快適かどうか?」です。
「優れている」とか「快適さ」は人によって全く違うということは大前提ですよ。する作業によっても考え方によっても違ってきますし。そもそも17インチのMacBook Proをガチで持ち運んで使っている人は仕事でMacを使っている人くらいしかいないと思いますし。(17インチはノートと言っても持ち運ぶ対象ではない!と言い切る人もいますからね。)
iPhoneにしてもiPadにしてもシリーズがひとつしかないこともあり、新しいものは大抵古いものより進化しています。
でもMacは…いろいろ種類がありますもんね。比べるのは難しいです。
2012年に出た15インチのRetinaのMacBook Proはマシンスペックだけでいえば2011年に出た17インチのMacBook Proよりも優れているに違いありません。
唯一のマイナス点はディスプレイの物理的サイズ。ディスプレイが物理的に大きいことは私が作業する上ではとても大事なこと。
実際に15インチのRetinaのMacBook Proを触ってみたり、あれこれ想像して天秤にかけてみました。
その結果…
15インチのRetina MacBook Pro +α -β = 17インチMacBook Pro
おぉーーと、ほぼ釣り合ったァー!
となりました。(自分の中で。)
もし自分が15インチのMacBook Proを使っていたのなら即効で買い替えていたでしょう。もし17インチのRetinaのMacBook Proが出ていたら銀座のApple Store一番乗りで買い替えていたでしょう。
マイナスとプラスを考えたら0でした。MacBook Pro、無料じゃないですからね、0なものに30万円は出せないなぁ…と。決して楽しくないけど、これが私が冷静に下した判断です。
さて、実際今回17インチMacBook Proから15インチのRetina MacBook Proに乗り換えてみたわけですが、この私の予想は当たっていたのでしょうか?
15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルのいいところ
Retinaディスプレイ!
もうね、なんといってもRetinaですよ。15インチのRetinaディスプレイですよ、これがこのマシンの一番素晴らしいところでしょう。
今では5KのRetina iMacが出ちゃっていますが、持ち運びができる中では一番大きいRetinaディスプレイですよ。
2,880 x 1,800 px、220 ppiです。
同じRetinaのMacBook Pro 13インチは227 ppiですけどね。
(5KのiMacは217 ppi)
欲を言えばもう少しppiが高いと嬉しいですね。
昨年の秋にiPhoneの端末を326ppiのiPhone 5sから401ppiのiPhone 6 Plusに変更しましたが、401ppiになれると326ppiは荒いなぁと感じるようになりました。
MacのRetinaディスプレイのppiをあげるにはいろいろクリアしないといけない問題がありそうですが、まぁ、個人的希望ということで!
それからRetinaディスプレイは、ねこ先生(私がお手伝いをしている事務所のボス)のようなちょっと老眼が入ってきている人には猛烈に見やすいそうです。ねこ先生はRetinaのMacにしてからかなり目の負担が減ったとのこと。(疲れ方が全然違うらしい。)
私もこのRetinaディスプレイでは目の負担は減っているような気がします。17インチのMacBook Proを使っていた最後の方が丁度忙しい時期で、ずっとMacとにらめっこという日々が長いこと続き、目が一気に悪くなったような気がしてますが、RetinaのMacBook Proだったら、あんなに目に負担がかからなかったのではないか?と思っています。
そして実は何気にこのRetinaディスプレイのすごいところは、キャリブレーションしなくても色の再現性が高いこと。
MacBook Proに限らずiMacなんかでもディスプレイの色が気になる人はいませんか?
私はこれでも一応デザインのお仕事をやっていたりするので作っているデータの色味がどんなもんか?ということを把握しておかないといけません。「印刷してみたら全然違う」なんてことにならないようにあれこれ手を打つわけです。その一番最初にやるべきことがディスプレイのキャリブレーション。
MacBook Proとキャリブレーションについては、詳しくかかれている記事があるので、興味のある方はコチラを!
●解像度だけじゃない!:「MacBook Pro Retina」は本当に美しい? ――測色器でチェック – ITmedia PC USER
だからと言ってやらなくてもいい、とは言いませんけど^^;
その2 バッテリーが長持ち!(°д°)どーん
これは、全然意識してなかったんですけど、バッテリーが長持ちします!
(私のRetina MacBook ProはMid 2014モデル)
Retinaで消費電力多そうですけど、2011年のMacBook Proに比べたらびっくりするくらいです。
そもそも「バッテリーがどれだけ持つかはかなりどうでもいい(優先順位が低い)」と考えていたんですが、バッテリーが長持ちだといろいろ便利なんですね。
多くの人が「バッテリー!バッテリー!」言う気持ちが少しわかったような気がします。
その3 軽い!!(*‘ω‘ *)ふわーっ
17インチのMacBook Proが2.9kgだったのに対し、15インチのRetina MacBook Proは2.02 kgですからね。軽いです。いつものバックパックに入れて背負うと
「あれぇ? Mac入れ忘れた?」
と思うほどです。
でも、背負っているうちにどんどん重くなるように感じて疲れてくるのは一緒ですけどね。
その4 ケースやカバン、アクセサリーが超豊富( •̀ .̫ •́ )✧きらきら
15インチになって素晴らしいところ、それはアクセサリーが豊富!!
Retinaディスプレイであることの次に素晴らしいかもしれません。
13インチに比べたら少ないじゃん、って?
イメージですが
13インチやMacBook Airのアクセサリーが100とするなら
15インチのアクセサリーが80。
じゃぁ、17インチはどうかというと…5。(n;‘Д‘))n
17インチ時代はケースもカバンも選ぶ余地なし!そもそも17インチの存在を完全に忘れているんじゃないかっていうアクセサリーメーカーさん多数。
あっても、17インチだけカラーバリエーションが無いorほとんどない。_:(´ཀ`」 ∠):_
可愛い色とか模様とか皆無!
(うん、もしそんな普通にアクセサリーが出るような存在だったらディスコンにもならなかったでしょうね。)
15インチのRetinaのMacBook Proユーザーになったことでマジョリティ感を味わっております。母親には「リュックならもう持ってるじゃない」と言われつつも、15インチ用の新しいバックパックを購入してしまいましたよ。
悪いところはひとつだけ
これはもう偏に
ヽ(`Д´)ノ 画面せまっ!!!!
です。
新しいマシンで、全てが優れて使いやすいのに、本当に残念で仕方ありません。
画面が狭いんですよ。作業てて、いちいち気になるんですよー。17インチを使い続けていたので、15インチにどうしても慣れない。
「大画面がいいならディスプレイ別に買えばいいじゃん」という意見はごもっともなのですが、それは私の環境がゆるしてくません。いろいろと事情があるんですよ…。
最初は、ディスプレイの解像度を細かい方から2つ目にして使っていたんです。
デフォルトはさすがに画面が狭くしか使えない、でも一番細かくするとさすがに文字が小さすぎるなぁって感じるので。
でも、この狭苦しさに堪えられなくなって、一番細かい「スペースを拡大」にしました。これで17インチを使っていた時と同じような感覚になります。「狭くて作業がし辛い」とは感じなくなったのでさすがRetina様だなぁとは思うんですが、そのままだと大抵のアプリの文字がちっちゃい。この文字の見づらさ、17インチのノンRetinaより若干マシかなぁというレベルです。(なので文字サイズが変えられるアプリではちょっとフォントを大きめにするようにしています。)
MacBook Pro 15インチはすばらしい!一つの点だけ除けば…まとめ
ということで、私の予想「プラスマイナスゼロ」という観点からはほぼ当たりでした。バッテリー長持ちは便利なんだなぁと体感できたのは予想外でしたけど!
でも当たってもちっとも嬉しくない!嬉しくないぞ!(σ`д´)σ
「使ってみたら15インチRetina MacBook Proさん、すごかった!(*´д`*) 今まで拒んできてごめんなさい!ホント私がバカだったよ!!(´Д⊂ヽ)」的な展開を望んでいたのにぃ!(੭ु`Д´)੭ु⁾⁾バンバン
新しいマシンで、USBだって3.0だし、SDカードスロットだってついてるから遊べるし、しかも全部乗せ(特盛り、フルカスタマイズなどとも呼ばれる)で、ウキウキのワクワクのマシンのハズなのに…(´Д⊂ヽ
作業しているといちいち「画面せまっ! ちっちゃ!むがー!ヽ(`Д´)ノ」となります。
前の17インチも出来うる限りはカスタマイズしてたので差があまりないというのもあるとは思いますが、いまいち新しいMacの喜びがありません。もう5ヶ月使ってるんですけどね、なかなか15インチに慣れませんね。(;´Д`)
と、愚痴ばっかり言ってもしょうがないので、マジョリティ感を満喫してやるんだいー!
(って、そこ?)
近いうちにバタフライキーボードの感圧タッチトラックパッドの15インチのRetinaが出てくると思うので、切り替え時としてはあまり良いタイミグではなかったかもしれないですねぇ。でもしょうがないです、17インチの保証も切れちゃってたし。(その時はリペアエクステンションプログラムがまだ出てなかったんですもん・∀・;)
先日の新型MacBookの発表のタイミングで、13インチのRetinaに感圧タッチトラックパッドが搭載され、15インチが何もなかったのがすごくアヤシイ。新しい筐体になるんじゃないかと推察しています。
同時に17インチも出ないかなぁ…。期待しないで待っていたいと思います!(`・ω・´+) キリッ