2日後(22日2時〜 21日の26時とも言う?)のAppleの新製品発表のイベントを前に、ねこ先生がひとつ記事を書いてくれました。(*´∇`*)
ねこ先生は、私がお手伝をしている事務所のボス。恐竜がガオーと言ってたくらい昔からもAppleユーザーで、かつてはITアナリストもしていたという、マルチなすごいおじさん猫。心優しいがアクが強すぎる大変めんどくさい性格の持ち主です!(o^ー’)b
(うちのブログの読者さんの中にはねこ先生のコアなファンがチラホラいるらしいです!)
詳しくは、このブログのAboutページで!
ということで、本日はねこ先生の寄稿記事です。
どうぞ!
アップルの新製品はアップルの将来を示しているか
ねこです。
連載を復活したのに、なかなか原稿をあげられなくて申し訳ありません。その上、連載とは関係ない短い投稿をさせてください。
iPhoneとiPadの新製品が発表されるようです。さまざまな観測記事が上がっていますが、みなさんもすでに目にしていることと思います。iPhone6、iPhone6sが発表されたときにも感じたのですが、最近の新製品は、アップルが変化していることを明らかに表しているのではないか、と思っています。それも、あまり嬉しくない方向に・・・
今回のiPhoneは、どうやら4インチの後継機になるようです。このサイズのものは相変わらず人気が高く(私の周りでも「小さくて安いのがいい」という人がかなりいます)、アップルとしては5sで止まってしまった改定で、取り損なっている買い替え需要を喚起しようとしているのでしょう。確かに、6以降のiPhoneに搭載されている最新の技術を持った4インチのiPhoneが登場すれば、それなりに売れるのではないかと思います。
思い起こしてほしいのですが、iPhone6と6sが発表されたタイミングとその狙いです。アップルは、4インチのアイフォンが好調だったために、また、iPadとの棲み分けを明確にコマーシャルベースでイメージできなかったために、スマートフォンの大型化が遅れました。先行グループに「負けじと」4.7、5.5インチのマーケットに乗り出してきたわけです。登場した6(と6s)は、モノとしてはとても優れていると思います。しかし、いかんせん「後追い」なのです。大型のスマートフォンの需要を見誤らなければ、もっと早く新製品を投入できたかもしれません(それよりも、「あっと驚く大型のスマートフォン」がアップルから出なかったこと自体が、ポイントかもしれませんね)。今回の新機種も、「蓋を開けてみれば」という感じが濃厚です。6、6sが意外に売れていない(4インチからの乗り換えが思ったほどではない)結果、やはり4インチも新しくしておこう、という臭いがするのです。
と、ここまで書けば、長いことアップル製品を使ってきた人には、私が「嬉しくない」と書いた理由がわかっていただけるのではないかと思います。
アップルの最大の魅力は、「新しい価値観を創造する」ことにありました。結果として、新しい市場を開拓してきたのです。パソコンの市場占有率は相変わらず高くはありませんが(iPhoneやiPadがパソコンへの誘導の役割を果たせなかったですし)、iMacやAirが登場した時のインパクトは、そもそもパソコンを使わない層にも訴えるものがありました。私のようなへそ曲がりにとっても、ユーザ・インターフェスだけでも、アップル製品には「驚き」「わくわく」がありました。まさに「Think Different」だったのです。(ゆこびんはペンシルに飛び上がっていましたが/笑)
確かに、MacもiPhoneもiPadも大きく進歩しています。製品としては魅力的なものになっています。しかし、新しい価値観を生み出し、新しいマーケットを開拓する、まさに「開拓者」としてのアップルには、これだけたくさんのiPhoneが売れてしまった現状では、限界が近づいているのかもしれません。以前の投稿で書いた「普通の会社になる」道筋ではなく、「価値観の均一化と好みの細分化という相矛盾する方向性を両立させる価値観の創出」をアップルが諦めたとは思いたくありませんが、アップルがどんな会社になっていくのか、小さな期待を持って見守っていきたいと思っています。
ねこ先生の記事が読めるのはリンあれだけ!
以上、ねこ先生の突発寄稿記事でした。
ねこ先生とはちょっと意見の違うところもありますが、これからのAppleがどうなっていくのか?少し心配なのは一緒かな。
ねこ先生の投稿はこうして突然渡されます。
それはそれでいいんですが、
今年中に「インターネットの歴史の連載」は終わるのか?
とか
数年前に出るはずだった本の原稿早くくれ!
とか
いろいろ思うところもあります(o^ー’)b
まぁ、それがねこ先生クオリティ!!!!
今年もねこ事務所、がんばるぞー!おー!(x-x;)`、