MacBookシリーズをメインで使ってきた私だからなのか、バッテリーについてたまに尋ねられることがあります。
一番多い質問は「MacBook Pro(Air)って電源アダプタ繋げっぱなしで使ってていいの?」というものです。
私個人もバッテリー問題は気になるところなので、一度エントリしてみたいと思っていたんですよね。^^
私の17inch MacBook Proのbattery
バッテリーをどう扱うかは、その人の考え方にもよるので、一概に「こうするのが良い」とは言えないと思います。
私の使い方や考え方を紹介するので、もし良ければ参考にして下さいね(o^―^o)
MacBook Pro / Airのバッテリーを長持ちさせる方法
バッテリーを長持ちさせたい、良い状態を保つために出来る事は2つ。まぁ、おまけを入れると3つw。
・消費電力を抑える
・バッテリー自体を良い状態に保つ
(・バッテリーに関するアップデートをちゃんとする)
消費電力を抑えるというのは、BluetoothやAirMacを切ったり、ディスプレイの明るさを最低限にしたりして、とにかく「電力を減らしてバッテリーを使わないければ、それだけ寿命も長くなる」ということです。
これは、やり過ぎるとなんのための道具か分からなくなるので(笑)、私は必要なところは惜しげ無く使っていいと考えています。その代わり全く使っていないBluetoothなんかはいつも切っています。
それから、たまにバッテリー性能向上のアップデートがあります。通常のソフトウェアアップデートをしていれば入ってくるので特に意識する必要は無いと思います。
今回は、2つめの「バッテリー自体を良い状態に保つ」ということについて書いてみたいと思います。
MacBook Pro / Airのバッテリー自体を良い状態に保つためのメンテナンス
で、まさにこの問題に直結する「MacBook ProやAirは電源アダプタを繋いだままでいいのか?」という問いですが、答えはノンです。(`・ω・´)ノ
MacBookを常時使っているならバッテリーメンテナンスは要らない?
リチウムベースのバッテリーをきちんと整備するには、バッテリー内の電子を時々動かすことが重要です。Appleは、ノートブックを電源コンセントに常時接続しておくことを推奨していません。理想的なのは、通勤の電車の中でノートブックを使い、オフィスで充電のために電源につなぐといった利用方法です。このような使い方をすると、バッテリー液が流動している状態に保てます。
バッテリー内の電子が同じ状態でいるのは良くないんですね。なるほどなるほどです。
私はMacBook Proをいろいろな所に持って行って使うので、電源アダプタをさしっぱなしで作業することはありません。
私のようにアクティブ(バッテリー内部的にもw)にMacBook ProやAir(無印)を使っている人は特に何のメンテナンスもしなくてもいいと思います。
家の中でしか使わない人は、たまにケーブルを外して作業するのがいいですよ。
違う部屋に持って行って使ってみるとか、たまには外に持ち出してみるとか。^^
MacBook Pro / Airのバッテリーメンテナンスは月一回
「いや、それでも気になる。いいと思われることは何でもしたいんだ」というタイプの人や、たまにしかMacBookを使わないという人は月1回のバッテリー充放電をするといいです。
バッテリーが流動していない状態が良くないという事ですから、たまに動かしてやりましょうと。
Appleもオススメのメンテナンスです。iCalに予定を入れて管理しようとアナウンスしています。
ノートブックコンピュータのバッテリー充電/放電の予定をiCalに設定する
簡単ですね。(^◇^)ノ
が、これはMacBook Pro(Mid 2009以降、17″はEarly 2009以降) 、MacBook Air、MacBook(Late 2009)の場合です。
それ以前のバッテリーが取り外し出来るタイプのノートブックを使っている場合はちょっと面倒ですが、定期的にこの調整メンテナンスをするのがいいと思います。
参考:Apple Portables:コンピュータのバッテリーを調整して最適の状態にする
1)MacBookに電源アダプタをつなぎ電源アダプタプラグのLEDがグリーンに変わるまでフル充電。(メニューバーのバッテリー表示でフル充電を確認。)
2)少なくとも 2時間は、バッテリーをフル充電の状態のままにしておく。(この間、電源アダプタを差し込んだ状態のままであればMacを使ってもよい。)
3)電源が入っている状態で電源アダプタを外し、バッテリーが切れるまで使い続ける。(又は放置。放置の場合はスリープに入らないよう環境設定で省エネルギーの設定を変更しておく。)※バッテリー切れの直前で作業内容は保存しておく。
4)バッテリーが切れるとコンピュータが自動的にスリープ状態に入るので、その後コンピュータの電源を切るか、スリープ状態のままで5時間以上放置。
5)電源アダプタを接続し、バッテリーをフル充電する。(いじらない)
こうすることで、バッテリー内部のマイクロプロセッサを調整し、バッテリーの稼働効率を最大限に引き出せるとのこと。(内蔵型バッテリーは調整されているのでこのメンテは必要ないようです
)
私もMacBook黒(2006 late)にはこの定期メンテナンスを1ヶ月1回していました。
(バッテリーが膨らんで一度交換した後からですけど^^;)
MacBook Pro / Airを長期使わない予定ならバッテリーは50%で
バッテリーが完全にゼロになった状態で保管すると、深い放電状態になり、再充電できなくなる可能性があります。逆に、フルに充電した状態で長期保管すると、バッテリー容量が減り、バッテリーの耐用年数が短くなる場合があります。
Appleでは長期を6ヶ月とアナウンスしていますが、明確に”〇ヶ月使わない”なんて予定をたてるわけで無く、気がついたら”しばらく使ってなかったわ”というカンジでしょう。
「しばらく使わないかも…」という時に、充電半分くらいでおいておくことを心がけるといいでしょう。
電源アダプタをつけっぱなしにして何ヶ月も放置なんてとんでもないですよヽ(`Д´)ノ
(ねこ先生のMacBook黒はほとんど使わない状態で電源アダプタ2ヶ月くらいつけっぱなしにしたら、あっという間にアダプタがぷっくりしました ^∀^; 皆さんも気をつけて下さい。)
MacBook Pro Airのバッテリーメンテナンス(調整)のまとめ
ポイントは何かというと…
・バッテリーが常に同じ状態でいないこと。(バッテリー内の電子の動きがあること)
です。そう覚えておけば自ずとどうするといいのかが分かります。
簡単にまとめると~。
【毎日アクティブにMacBook Pro Airを使う人】
電源アダプタ繋ぎっぱなしにご用心。たまには外して使おう。
【いつもじゃ無けれど結構MacBook Pro Airを使う人】
使う時に電源アダプタを繋いで。月に一回は充放電を。
【取り外し出来るバッテリーのMacBook Pro 無印を使う人】
定期メンテナンス(調整)をしよう。月一回出来たらbest!
【MacBook Pro Air、しばらく使わないかも…と思ったら】
バッテリー残量50%にしておく。
と、こんなカンジです。
つらつらと書きましたが、基本的にあまり神経質になる必要は無いと思ってます。(o^―^o)
上に挙げたような事が、たまに出来たらいいかなぁ、程度でw
特に気をつかわなくてもMacBookシリーズを使えてきてますし。
気になる方はお試し下さいってことで。( ´ ▽ ` )ノ
おまけ、充放電回数とバッテリーの劣化
バッテリーも使えば劣化します。ノートブック型のマシンを使う上で避けられない問題です。
MacBook Pro Air 無印、現行タイプの取り外しの出来ないバッテリーで充放電回数1000回、以前の取り外しの出来るタイプで300回、そのくらいで本来の容量の80パーセントに低下すると言われています。
(現行のタイプのものではさらに最長5年使える技術が採用されているらしいですが。)
1000回なら~1日1回でも3年弱持ちますね~。
おまけですが、私のMacBook Pro 17″(2011 Early)のバッテリー状態を載せておきます。
システムプロファイラの電源でバッテリーの状態が分かります。
わりとヘビーに使っている方だと思うので、参考になるわかりませんが…(^∀^;)
今年7月なかば、一番最初の電源の状態
現在、4ヶ月後のバッテリーの状態
うう、何かちょっと恥ずかしいです(・∀・;)
購入時に情報を残しておくと何かあった時役に立つかも知れませんね。
(ブログのネタ的にじゃなくてですよ~~^^;)
[追記]
コメント欄に究極のバッテリーの取り扱い方法が寄せられました!
興味のある方は是非、moonwalkerさんのコメントをお読み下さい!( ´ ▽ ` )ノ
寄せられた裏技も使う事はそうそうないと思いますが、面白いので一読を!