Apple Store銀座のシアターで開催したアプリ道場イベント「アプリクリエイター道場演武会」のレポート
ちょっと、日が経ってしまいましたが、10月18日(土)にAppleのCollege Nightという枠で、自由大学「アプリケーションクリエイター道場 演武会」としてイベントが行われました!
本日はApple Store銀座の3Fシアターで行われた(なった)アプリ道場のイベントのレポート記事です。メルマガやこのブログで告知させてもらったので知ってる人もいると思います。
私の仕事が超忙しい最中の開催で、準備が大変だったのですが、とても素晴らしい経験をさせてもらったので、ブログに書き留めておきたいと思います。
まず、アプリ道場ってなに?って方もいるかもしれないので、そのあたりの説明から〜〜〜。(๑❛ᴗ❛๑)
知ってる知ってるって方は飛ばして先を読んでくださいね!
「アプリ道場」とは?
アプリ道場アプリ道場言っていますが、正式名称は「アプリクリエイター道場」です。自由大学の人気講座のひとつで、初心者向けiOSアプリ開発講座です。iPhoneのアプリ作れるようになっちゃおうという講座ですね。3日〜5日の短期講座です。
●未経験者向けのiPhoneアプリ開発講座「アプリクリエイター道場 東京塾・大阪塾」
私も昨年の11月に通っていました。その時のレポート記事はコチラ▶「Lesson 5 ここが入口、これからは一人で歩いて行く事」。
そして、今年の春からは超下っ端ですが、アプリ道場でアシスタントをさせてもらっています。 アプリ道場は現在23期まで開講されいて、その卒業生は200人を超えています。
「アプリクリエイター道場 演武会」とは?
そんなアプリ道場の卒業生たちが自作のアプリと共にアプリ作りの面白さや楽しさ、苦労などをプレゼン(お話)するイベントが、アプリクリエイター道場 演武会です(でした)。そしてそのステージはApple Store銀座の3F、いつもワークショップをやっているシアター。Appleのコアなファンはご存知だと思いますが、2003年にオープンしたApple Store銀座、実はAppleにとって初の海外(アメリカ外)店舗なんです。そんなこともあってオープン時にはスティーブ・ジョブズも来て、シアターに登壇してます。行ったことがない方は機会があれば覗いてみてくださいね。大抵なんらかしらのイベントをやっていますよ。「演武会」というのは、まぁアレです、「道場」なんで。先生のあきおさんが命名しました。
アプリクリエイター道場演武会 in Apple Store 銀座
今回、Apple Store銀座でのイベントということもあって、登壇希望者は多く、11人が発表をしました。
私はイベント担当ということで、Apple Storeに企画書を提出したり、担当の方とやりとしたり、打ち合わせをしたりと7月から地味に準備を進めていました。イベントの進行は、先輩アシスタント(兼キュレーター)のesumさんにお任せして、当日は2人で一緒に司会を務めさせてもらいました。それからあとで出てきますが、自分の発表もしましたよ。(๑´ㅂ`๑)
(内緒の話ですが、会の準備と仕事で忙しく、自分のプレゼンの練習はこの日に少しやっただけという。)
※今回の写真は第19期にアプリ道場を受講したぽんぷ亭おかみさんが撮ってくれました!ありがとうございます!(最後の写真はApple Storeのイベント担当が撮ってくれたものです。)
イベント開始前、準備中
出演者はイベント開始の前に集まって、打ち合わせをしました。Appleのイベント担当の人に機器の説明を聞いて、みんなで簡単にリハーサルです。発表自体の練習はしてません。キーノートのページ送りをiPadするので、その練習でした(笑、写真はその様子)。あとは、アプリの音出しする(デモ)人は個別にリハーサルを。
音出しの人以外は集合時間遅めに伝えたはずなのに、結局皆早く来てたというw。Apple Storeでのイベントですもんね。気持ちはわかりますw。
アプリクリエイター道場演武会スタート
午後の3時になりました。いよいよイベントスタートです。Appleの担当の方の説明があって、それからアプリクリエイター道場演武会、本編です。最初は、初代キュレーターの増田さんのアプリクリエイター道場の説明から!
実は、私、この日増田さんと初対面でした。増田さんが忙しすぎてキュレーターをアシスタントのesumさんにバトンタッチしたのが昨年の秋。丁度私がアプリ道場通う前のことでした。
増田さんは、このアプリ道場の生みの親と言っても過言ではないキュレーターさん。とってもお話が上手です。
●アプリ道場 演武会をApple Store Ginzaで開催しました! | ゆっくりと生きる
アプリ道場は先生のあきおさんと増田さんでスタートした講義なわけですが…、講座の名前が「道場」ってすごいですよね。普通はアプリ作るのに「道場」とか思いつきませんよ(笑) 名前が先か内容が先か、はたまた相乗効果かわかりませんが、アプリ道場の授業は普通の座学の講座とは一味ちがいます。(自由大学の講座はみんなひと味ちがいそうですがw)
ちなみに、私はこの名称がすごい事にこのイベントを準備している時に初めて気が付きました。「アプリクリエイター」道場なんですよ、「アプリクリエイト」道場じゃあないんです。講座を受けるとわかりますが、単に受講生にアプリの作り方を教える、のではなくて、アプリを作れる人になるって欲しい講座なんです。
なんと本職のエンジニアに!
最初の発表者はアシスタント先輩、もとき(@mo_to_44)さん。もときさんはアプリ道場第8期を受け、その後アプリ道場のアシスタントをしている大先輩なんですが、今年の春、なんとアプリのエンジニアに転職してしまいました。って、それがですよ、以前はプログラミングなんてやってなかった人なんですよ!(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾ 本職になっちゃってます、すごーい!
アプリを作る楽しさ。限られた人生を有意義に過ごすこと。そしてプログラムはやれば出来る類の事!ってお話をしてくれました。(ちなみに、もときさんは去年WWDCに行ってます。)
●アップルストア銀座の「アプリケーションクリエイター道場 演武会」で発表をしてきました | うぇあらぶりぃ
着実にそして突き進むこと
次はアプリ道場の名物キャラの蒲池さん。蒲池さんのお話は、以前少しブログに書きました。職歴スペックは本当にすごいんですが、蒲池さんのすごいところはそういうところでではないんですよね。パソコンをずっと使ってきてはいてもプログラムを始めたのは昨年の秋から。すでに2本のアプリをリリース、3本目も申請中です。その進化っぷりと、バイタリティは誰もが感心しちゃうハズです。
ちなみに写真の下の方にある頭は私で、手にはiPhone 6 Plusを握っています。蒲池さんのプレゼン資料が絶対時間内に終わりそうもない内容だったため、タイマーアプリを表示して蒲池さんに制限時間をアピールをしているところです。この私達の様子がかなり笑えたという噂です。
結局のところ、蒲池さんは流暢なしゃべりで(人前でしゃべるのは相当慣れているに違いない、という様子でした)制限時間丁度プレゼン終了。さすがです!パチパチパチ!
想像もしなかった漫才プレゼン!
次は自らをブレンドクリエイターと名乗るとし(@toshi586014)さん! アプリ開発以外にも Kindleで本も出したりLINEスタンプを出したりと、いろいろ精力的に活動していますが、その創作の幅の広さよりも何より、私が一目置いているのはその人柄です。すっごく真摯でいい人。魅力的でみんなから好かれる方です。
そして…アプリ開発のプレゼンのハズなのに、いきなり漫才(一人二役)からスタート。アプリ開発秘話で漫才が始まるとか誰も想像しませんよ?w
漫才からスタートしたとしさんのプレゼンは、すごくストレートな内容でした。ご自身がブログにまとめを挙げていますので、是非読んでくださいね! 私のプレゼンのお話も書いてくれています!ありがとーとしさん!
●ジョブズも登壇した伝説のAppleStore銀座シアターでショートコントをしてきました! | はれときどきくもりZ
一番印象に残ったプレゼン
Hさんは、自分がアプリを作るまでに至った経緯をお話してくれました。そしてそれは、ひとつのある体験がアプリ作りの動機になっています。アプリ作りは一朝一夕にできるものじゃありません。アプリ道場は初心者向けの講座です、プログラムなんて一行も分からないところからスタートする人がたくさんいます。Hさんもそんな1人。そして、それを成し遂げようとするのには、ひとそれぞれに理由があります。
このブログで内容を語るのは違うと思うので、しませんが、たぶんこのイベントを聞きに(見に)来てくれた人たちの心に一番残ったプレゼンだったのではないかと思います。
みんなも、見に来ればよかったのにさw
え?話をきかせてくれ、って?
しょうがないですねー、ヒントとして、イベントを見に来てくださった方が書いたすてきな記事を紹介しちゃいますね!(๑❛ᴗ❛๑)(nasuさん、とっても良い記事ありがとうございます!)
●アップルストア銀座の『アプリ道場演武会』に行ってきました!個人アプリ開発者、バンザ〜イ☆ | 情熱の彼方 熱狂の果て
これはプレゼンの話とは直接関係ないんですが、Hさんがリリースしたアプリの原型は、アプリ道場に通っていた時の宿題です。作り(必要な要素)の問題もありますが、いいアイディアの場合、それ(宿題)を元にアプリをリリースする人もいるんですよー。
CAN’T → CAN
Apple Storeのシアターでの発表ということで、緊張していた登壇者は多かったと思いますが、Iさんもそのひとりです。Iさんは、今年の夏前にアプリ道場を受けた方なんですが、すごく精力的にアプリ作りに取り組んでいて、先日3本目のアプリをリリースしました。(このイベント時点では1本)
と、書くと「Objective-C(Swift)は初心者でも、他の言語とかかじったことある人なんでしょー?」と思うかもしれませんが、Iさんは、そういう経歴の人ではないんです。むしろパソコンをいじるの事に苦手意識があったくらい。
(一見するとただのきれいなお姉さんなんですが、その見た目とは裏腹にパワフルでぷっとんでることろがあります。)
そのIさんのプレゼン資料、上の写真なんですが、「can’t」の「’t」を消している画像が載ってます。今のIさんを見てると、正にコレ! 先日、アプリ道場の忘年会があったんですが「パソコンを扱う事に対して、自信がつきました!」と素敵な笑顔で言っていました。
集中できる環境でアプリを作りたい?なら海外に行けばいいじゃない?
最初にプレゼン資料を見た時(Appleに提出するために、事前に私やesumさんが目を通してます)、「え?これ、どこまでネタなの?」と思ったそーちゃん(@sohichiro)さん発表です。
今回二人目の関西勢の登場。関西の人はネタを盛り込まないと気が済まない、息をするのと同じ感覚でネタ!ということがわかりました(笑)
本番は相当緊張していたようなので、スベったネタの話は置いておくとして〜。
スゴいことに、このそーちゃんさん、アプリ開発に集中するためにMacと本だけ持って(あ、iPhoneもか)、マレーシアに行っちゃいました。(*゚Д゚*) これはネタじゃなかったのかー(笑)
そーちゃんさんもブログにイベントのお話を書いてくれているので、(しかも3部作レポート!)是非是非読んでみてください。
●「アプリケーションクリエイター道場 演武会」に参加してきた(発表者側で)ー前編ー ~ 点と点の間
人をハッピーにさせる楽器アプリ
夏前にアプリ道場受けたTさん、あっという間に2本のアプリをリリース。念願だったコンガアプリを作っちゃいました! このイベントでと会場が一番盛り上がったのはTさんのコンガアプリの演奏(デモ)だったんじゃないでしょうか?! 私も司会を忘れて「ただの叩きたい人」になってました(笑)
叩く楽器は、音楽の土台であり、根源的な要素満載。誰でも楽しめるものです。「私も楽器アプリ作りたい!」って思っちゃいました。
そもそもコンガをやってて、アプリ道場に来る以前から作りたかった、ということですが、このクオリティでちゃんとそれを形にしちゃうなんてすごい!(。´▽`)
アマチュアプログラマーのススメ
私は「アマチュアプログラマーのススメ」というテーマでお話をしました。このイベントの直前に先日このブログでも紹介したアプリをリリースしたんですが、この一本目のアプリを作っていていろいろな事を気がつきました。
ここでは、私が作業をする中で気がついたことのひとつを取り上げることにしました。でも、実は内容自体は新しいことではなく、普段から自分が考えているプロとアマチュアの違いと面白さ、価値。それがアプリ作り(プログラムを書く行為)にも当てはまる部分がたくさんあるんだよね、ってところが発端になってます。
短い時間のプレゼンでしたが、私の言いたいことがみんなに伝わったらいいなと思っています。
だから、みんな聞きに来ればよかったのにさー(笑)
とにかくやってみること
一番端的にやってみることの大切さをプレゼンしていたのが、こたら(@kotala_b)さんです。人って、あれこれ思ったり考えたりしても実際動いてみるってなかなかしないものですよね? かく言う私も、思ったのにやらなかったこと、人生でたくさんあります。今も結構そうです。うーん、耳が痛いw
こたらさんもご自身のブログにイベントのレポート記事をあげてくれています。
●AppleStore銀座でアプリ道場のイベントにアプリ開発者として参加してきたよ! #アプリ道場演武会
お父さん開発者の制作秘話
当日司会で場をまとめてくれた「やさしくて、皆のお父さんみたいな、有能なアプリ道場アシスタント」のesum(@esum1527)さんのプレゼンは…
ある時、esumさんは電車好きのお子さんのためにアプリを作ろう!と決意します。ところが、
「え? iPhoneアプリつくるのにMacが必要なの? 私、Mac持ってないよ…どうしよう…」
…と、ここからお話がはじまります。
アプリ道場に通う少し前からアプリをリリースするまでの苦労話をおもしろおかしく、そしてほのぼのと語ってました。(*´ー`*)
生活の中の困ったや不満を解決する手段
トリはアプリクリエイター道場の大将、あきお(@akio0911)先生の発表です。(あいかわらず遠目から見てもすぐあきおさんだとわかるヘアスタイルです。)
あきおさんが、このイベントを何故開催したのか?をブログに書いていますので、ここではそれを紹介したいと思います。
●なぜ発表会を開催したのか?
アプリ開発は昔に比べたらツールも進化しているしネットで情報も得られやすくなっているし、やる気さえあれば昔に比べたら敷居は低くなっているとは思うのですが、それでもやはりそれなりに大変なことではあります。
そんな苦難を乗り越えてついにアプリをリリースされた方に向けて「発表の場」をプレゼントしたいなと思ったんです。しかも「アップルストアのシアタールーム」という素晴らしい場所で。
さらに「アプリを作れることを知らない」「アプリの作り方を知らない」「アプリを作りたい」「勉強したけど途中で挫折してしまった」というような方に向けて、「アプリは自分で作れるんだよ」「途中で諦めなければリリースできるよ」というメッセージを伝えたいなと思い、開催しました。
●アップルストア銀座にて「アプリ道場 演武会」を開催。総勢11名が自作アプリの発表を行いました!
発表はほぼ時間通りに終わり、最後は登壇者全員が前にならび、ごあいさつしてイベントは終了しました。
アプリクリエイター道場演武会を終えて
今回、初めてのアプリ道場の大きなイベントで、うまくいくか心配だったんですが、まずままず成功と言っていいと思います。
そして引用したあきおさんの文章にある「苦難を乗り越えてアプリをリリースした方に発表の場を」という点では、大成功だったと思います。
発表(イベント)を終えた後の登壇者の顔は、すっごく輝いてました。発表を楽しんだ人、緊張で思ったようにしゃべれなかった人、言いたい事を言い切った人、みんなそれぞれだったハズですが、共通して言えるのは、その人の嘘偽りのない思いがこもった等身大のプレゼンでした。みんなの顔はやり遂げた感というか充足感というか…とにかく本当にきらきらしていたんです。これをなんと表現したらいいものか…。アプリリリースまでやり遂げた人たちだから、なんでしょうね。
個人的にはここに至るまで、アプリ制作や仕事、イベントの準備でもちょっとした事件があり、泣きたい時もあったんですが、みんなの顔を見たら、そんなことが全部全部吹き飛んでしまいました。
こういった場が提供できるなら喜んで裏方をやりたいと思いました。
今回発表した方々は、みんな、普通の人たちです。特別な何かを持って生まれたような人はいません、でも、明らかに違うんです。 小さいことでもひとつの事を成し遂げる。それが一見大したことがないようでも、やってない人とは大きく違うんだと思います。
私はこのイベントを通じて、またひとつ、今までにない経験をし、今までににない感覚を味わいました。
登壇したアプリ道場の仲間、お手伝いしてくれたアプリ道場の仲間、煩雑な連絡係と司会進行をしてくれたesumさん、先生のあきおさん、一緒にイベントを作ってくれたAppleのイベント担当の方、来場してくれた方々、みんなにお礼をいいたいです。ありがとうございました!
イベントの後日談がありまして(って当日の話だけど)、打ち上げの席でサプライズがありました。準備をした私を労ってアプリ道場のみんなからのメッセージとチョコレートをもらっちゃいましたよ!私を泣かす気か!(笑)
(※首謀者はもちろんみんなのお父さんesumさんです。本人は否定してたけどバレバレですわいw)