MacBookのバッテリーが膨らんだ件《前編》 ~思い出の5コマまんが~
初号機MacBook黒が私の所に里帰りしているので、ちょっと思い出話を。
思い返せば、これは私がブログを始めようと思ったキッカケになった事件です。
以前からいろいろなブログでMacBookのバッテリーが膨らんだ事件が報告されてますが、私が使っていたMacBookの黒(2006 late)も昨年バッテリーが膨らんでしまいました。状況と対応はいつの型のMacBook(Pro)かで全く違います。
私のMacBook黒(2006-2007)の場合は、有償交換になった人と無償交換になった人といるようです。
他に、Appleに何を言う訳でもなく、ただバッテリーを買い替えましたって人も多くいらしゃいます。
ここでは私の体験をちょっと書いておこうと思います。それは一年ちょっと前の事でした。(2009年の8月のおわりの方)
バッテリーの異変に気づいたのは仕事中。デスクの上に置いたパソコンがガタガタいっています。机とMacBookの間に何か挟まっているのかと思って裏返してみるとバッテリーが膨らんでいました。実はその2週間くらい前からトラックパッドのクリックボタンを触っていないのに、クリックされているかのような動作をMacBookがするという事が度々起こっていました。バッテリーが膨らんだ事で下から押し上げられてクリック状態になっていたのですね。
Genius Barに持ち込むべくインターネット上で情報を集めてみました。確かその頃は…
Appleのサポートのページ「MacBook および MacBook Pro のバッテリーアップデート 1.2 – 終了」
下のどれか症状が当てはまれば交換してくれたらしい↓
・ バッテリーが認識されず、Finder メニューのバッテリーアイコンに「X」が表示される。
・ コンピュータを電源アダプタにつないでもバッテリーが充電されない
・ バッテリーの充放電回数 (システムプロファイラ に表示されます) が 300 回未満の完全に充電されたバッテリーを使用したときに、バッテリーが低充電容量/ランタイムを示す
・ バッテリーパックが変形している
2009年5月までなら変形という事で全部無償交換してくれていたようです。「なんだよぅ、もう3ヶ月少し早く膨らんでいれば、いや気づいていれば」と思いました(笑)
それ以降の報告をネット上で探しましたが、有償だった人と無償だった人とがいるようです。これは症状によるわけではなくGenius Barのスタッフさんによって違うという印象です。つまり運? (この時点で私が調べた限りでは6月以降に電話サポートで無償交換してもらった人は見つけられませんでした。)
膨らんだバッテリーというものは、とても人を不安にさせるもの。使い続けるのは心配。早くなんとかしたい。
そう思い、駄目もとでGenius Barに可能な限り早い予約を入れる。夏の暑い日、銀座のApple Storeに向かうyucovin。
「これって運だよなァ~。駄目だったら、どうやって話を持って行こうかな~」出たとこ勝負だなと思いながらも、ドラえもんには運が良くなる道具とかあったっけ?、そもそもドラえもんがいたらジーニアスバーも要らないぞ、なんて考えているうちにアップルストアに着いたのであった。
「じゃーぁー、わたしはー、運がー(ゆっくり口調) 悪いってことですか?(早口)」の巻
Genius Barは平日なのにむちゃ混み。予約時間から40分以上たってやっと名前を呼ばれる。
Geniusスタッフさんに症状を告げる。心得ているようで「あーはいはい」と、バッテリ用の検査プログラムのようなものを走らせる。
バッテリーの充放電回数を調べるジーニアスさん。確か300くらい。バッテリーのパフォーマンスは80%くらいで良好とのこと。
Macのソフトウェアアップデートをちゃんとしてたか尋ねられる。もちろんイエス、いつでも最新状態です。
バッテリーは膨らんでいるが何の危険もないと言われる。「うっそ~ん」と思ったが、そう説明されることはネット情報で知っていたので「え~、そうなんですか」
とだけ返事をする。
(割とつれないジーニアススタッフ)
(相談としか言っていないが、ここは私が大袈裟に喜ぶ事で…だめ押し)
10分くらい待たされ、バッテリーを頂きました。
特別ですよ~と念を押され、基本的にバッテリー関連はAppleCareに入ってたとしても有償だと再度言われました。しかし、ただ「有償なんだ、そう決まっているんだ」では説明としてはどうなのであろう。説得力がないな~と思いつつも、バッテリーを貰えたので何もツッコまず、ひたすらお礼を言いました。終始困り顔だったGeniusスタッフさんも最後には笑顔に。(お互い幸せに終われたので良し。Appleはバッテリをひとつ奪われましたが。)
そんなこんなで、私は良い方に転びました。Genius Barがめちゃめちゃ混んでいたので早く片付けたかったのというのもある気もしました。(構ってられない的オーラを感じたんですよね。)
「MacBookのバッテリーが膨らんだ件《後編》 ~思い出の4コマまんが~」に続く