Apple純正品iPad 2専用 Smart Coverと初代iPad Caseの比較 ~共通点と進化~
先日のiPad2専用風呂蓋(Smart Cover)のエントリは
思いのほか「タイムリー」と言ってくれる人がいてよかったです(笑)
本日はiPad2専用風呂蓋(Smart Cover)を購入してすぐに気になった事をエントリします。
そもそも初代iPad用にApple純正ケースと今回の風呂蓋を比べる事自体は意味ナッシングとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
ケース vs 蓋
ですから。モノが違います。Apple純正品という繋がりだけしかありません。
が、比べて変更点を見てみると、コンセプトメイク、Appleの目指している物が見えてきます。
なんて、偉そうなことを言っていますが、全く大したエントリではありません。
人が見て何気なく感じる事を文章化すると偉そうに聞こえるだけです(笑)
たまに詳細でもないのに「徹底比較!」など、大した内容も無いのに、もの凄い大きな事を宣うているタイトルの記事を見かける事がありますが、あれはちょっとだまされた気になるので止めて欲しいなぁと思います。(・∀・;) タイトルで釣りたいのはわかりますが…。
という事で、今回の記事は普通の事しか言ってないですよ~~と最初に布石を打っておきます。
比較マニアさんの心を満足させる程の出来ではないです(笑)
iPad2専用Smart Coverと初代Apple iPad Caseのスペック比較と進化
最初に申し上げたように、モノが違うので初代のiPadケースとSmart Coverを単に比較する事は意味がありませんが、違いを知る為に一通りやってみましょうw
↓↓初代iPadケースの詳細参考記事↓↓
純正Apple iPad Case 仕様とファーストインプレッション - 2010.07.24
iPad2専用Smart Cover 初代Apple iPad Caseのスペック比較
iPad2専用Smart Cover | Apple 初代iPad Case | |
---|---|---|
構造 | (風呂)蓋 | 手帳系ケース |
装着時のサイズ | 241×189 mm | 約 250×200 mm |
重量 | 134 g/革製 (約140g/ポリウレタン) | 160 g |
液晶部分の蓋の厚み | 2 mm | 2 mm弱 |
色 | 10色 | 1色 |
素材 | 革+マイクロファイバー ポリウレタン+マイクロファイバー |
マイクロファイバー (強化パネル構造) |
価格 | 6,980円/革製 3,980円/ポリウレタン製 |
3,980円 |
※装着時の厚みに関しては初代iPadとiPad2の厚みが違うのでここでは触れない。
※重さはレザー製のスマートカバーのもの。ポリウレタン製の方が軽いと思われる。
ポリウレタン製のスマートカバーの重さを追記しました。
[情報提供kamocomeonさん]
量りや環境など同じ条件ではないので正確な事は言えませんが、どうもポリウレタン製だからといって軽いということはなさそうです。
[サイズ]
初代はケースだったのでiPadが一回り大きくなる構造です。
しかもバリがあったため純正Dockに立てられない、という何ともお粗末な一件もw
今回のスマートカバーは蓋なので、サイズはiPad2本体とぴっちり合わせて最小限に作られています。本体からはみ出るのは蓋を装着する為のマグネットの分だけです。
無駄の無い最小限なサイズに変更されています。
[重量]
初代ケースは背面もディスプレイ面も覆う手帳タイプだったため、軽量化されていると言ってもそれなりの重さで160g
スマートカバーはそれに比べ軽くなったのか? と思いきや、革製のものはあまり軽くありません。革の場合は素材を考えるとこれ以上の軽さは無理と思われます。(これ以上軽くするには革を薄くするしかない→確実に安っぽくなる)
ポリウレタン製の方の情報がなくてすみません。^^;)
[液晶部分の蓋の厚み]
これは初代も風呂蓋もほぼ同じ。もちろん風呂蓋の折り曲がる部分は薄いです。
[色]
初代のシブい黒一色に比べ、今回は10色展開。Appleが絶大な自信を持ってこの風呂蓋を売り出しているのがわかります。www
[素材]
初代ケースはマイクロファイバーで出来ている様です。
実際このケースを使っている人は分かると思いますが、かなりべたっとしたマットな質感で、埃がつきやすくてたまらない。
これは頂けませんでした。
スマートカバーは 革+マイクロファイバー or ポリウレタン+マイクロファイバーです。
初代ケースのな不思議なマット感はなく、内側のマイクロファイバーがやわらかく、さらさらで気持ちいいです。
[価格]
初代のケースと同じくポリウレタン製スマートカバーは3,980円。ちょっと高級指向(笑)なレザー製は6,980円。風呂蓋のくせに正直ちょっと高いです。www
昨年秋のレートの改正で考えると、今回スマートカバーはもうちょっとお安くなるはずなんですけど…。(iPad2は初代iPadと同じドル価格なのに、日本でiPad2は初代より安くなってるでしょ?)
iPad2専用Smart Coverと初代Apple iPad Caseの機能(能力)/構造の変化
実はスマートカバーを購入して一番最初に比較してみたのがコレです。
[スタンド機能はまったく同じ]
iPad2専用Smart Coverと初代Apple iPad Case、構造はまるで違いますが、スタンドとしての機能は同じ。
横においても
縦にしても
フォトフレームのように立てたときの安定感は、Smart Coverの方が優れています。
ほぼ同じ角度で、狙った通りの働きをしてくれます。
ケースを使い易いスタンドにするというコンセプトは初代ケースも風呂蓋も同じです。
ここが「Apple的には譲れないところである」というのが分かります。
[構造としての違いと変化]
初代ケースはiPadの背面もディスプレイ面もカバーされます。
一方スマートカバーは風呂の蓋ですから(笑)ディスプレイ面しか保護されません。
この変化にもAppleの意思を感じます。
iPhoneの様に小さくないディスプレイをもつiPad、一番保護を必要とするのはそこです。
持ち運びを前提としたノートパソコン。これらは2枚貝のような構造を持つので一番弱い部分(ディスプレイやキーボード)を隠せる構造になっています。
MacBookにケースを付ける人もいますが(私のように^^;)、Appleから『純正MacBook Proケース』なんかが出ていないあたり、「そのまま使えばイイじゃん(・∀・)」「そのまんまが一番スタイリッシュじゃん」というがAppleのデザイン思想です。
まさに今回のスマートカバーの蓋構造はAppleのデザイン思想が反映されていると言えます。
初代Apple iPad CaseからiPad2専用Smart Coverへ
上に挙げたようにスペックや機能、構造の違いから、純正iPadアクセサリーの変化(進化)、ひいてはAppleの考え方がうっすら見えてきましたよね。(笑)
初代の純正iPadケースのイメージは「大きな黒い手帳」でした。
今回のSmart Coverでは「カラフルな蓋」。
iPadを全部を保護+スタンド機能
↓
iPadディスプレイのみ保護+スタンド機能
シンプルを愛するAppleらしい構造になりました。
もちろん要素が減った事によるデメリットもあります。
しかし、その使い勝手は初代のケースとは比べ物になら無い程上がっているというのも事実です。
初代のケースが試作品に見えてきます。
それくらいSmart CoverはAppleらしい良く出来た製品です。
Smart Coverのレビューは、またそのうちupしますが、
最初は「風呂蓋なんて要らん(・∀・)」と思っていた私も、すっかり
「風呂蓋と思ってあなどっちゃイカン。iPad2を持っている人は是非使ってみんしゃい」
と考えを改めました。
それくらいおススメです。風呂蓋(笑)
しっかし、こんな大した事ない内容でも書くとボリュームがすごいなぁ(笑)
この能力を何かに活かせないものかなぁ(o°▽°)o