QHやptを他の単位に自動変換、実寸でプレビューできるiPhoneアプリ「QHpt変換」をリリースしました。
さて、この2ヶ月ほぼネットに不在だった私、ゆこびんのいろいろ報告会の最初のエントリです!(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
順番に話すなら「スバラしきかな!SIMフリーiPhone 6 Plus」なんですが、もう旬が過ぎちゃいましたからね〜。ってか、全部旬が過ぎて食べごろを逃しているので、時系列に意味なしッんぐ!です。まぁ、リンあれは常に若干周回遅れですからね。気にしない気にしない。(*´д`*)
10月に告知したApple Store 銀座のイベントに来てくれた方はご存知、そしてやたら嗅覚が鋭い方は気がついてらっしゃるのですが、私、iOSアプリをリリースいたしました〜! どんどんどん。ぱふぱふぱふ。
しかしです、最初に断っておきますが、ゆこびん製アプリ第一弾は、とてもマニアックなものになっておりまして、皆にオススメできるものではありません!
いいですか? 超マニアックです。超限定的です。びっくりするくらいです(*゚Д゚*)
それでは発表しましょう。こちらです!
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
QHpt変換 -プレビューできるDTP組版計算機
「QHpt変換」は、日本出版業界独自のフォント単位「級(Q)」や行送り等の寸法の単位「H(歯)」と「ポイント(pt)」を相互変換できる実寸プレビューアプリです。
これから印刷物を作るお仕事を始める方、お仕事ではなくても印刷物を自分で作る方、デザイナーさん、オペレーターさん必携の様々な便利機能をご用意いたしました。
「QHpt変換プレビュー」モードでは、「級(Q)」や「H(歯)」から「ポイント(pt)」「ミリ(mm)」「インチ(inch)」に自動換算できます。また「ポイント(pt)」から他の単位にも自動換算できます。 プレビュー画面では、印刷した際のフォントサイズや行送りを実寸で表示されるので数値だけでなく、目で見てフォントと行送りのバランスを確認できます。
もうね!読んで字の如くでしょ?(。´▽`)
プレビューさせるフォントもね、いろいろ選べるようにしたの!٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ でもiPhoneはデフォルトでは和文フォントはちょびっとしかないんだけどね。アップデートでは追加ダウンロード出来るようにしたいなぁ。
字送りとかはまた複雑になるからプレビューにはないんだけどね。
プレビューさせる文字も編集でき…
…(@º ロ º)
…o< ´・ω・` >oビローン
…( •᷄ὤ•᷅)
うう、やっぱりわからない?(;´Д`)
印刷物を作る人なら解説不要だと思うんですが、そうでない人には全くさっぱり何を言っているかわからないかもです 。(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
作りたいアプリはいろいろあれど…つくり上げることの大切さ
私の記念すべき第一弾のアプリですが、QHpt変換というなかなか一般的でないものになりました。最初は「Twitterフォロワー管理アプリ」を作ろうと思って(他にもいくつかアイディアがあるのでそれも)作業していたんですが、Apple Store銀座でのイベントの1ヶ月か1ヶ月半くらい前でしょうか〜、私の開発の先生つまり、アプリクリエイター道場の教授あきおさんが、ツカツカと私のところにやってきました。
「ゆこびん、何してんの?! まずは、簡単なのでいいからとにかくアプリを作ってリリースする! (σ`д´)σ))」
かくして、路線変更することになった私。
丁度、本のデザインに携わるようになったところでした。それまではがっつり文字を組む作業はあまりなかったこともあって、いつもptで作業をしていたんです。ですが、さすがに本をつくるとなると私一人の作業じゃないですし、Q(やH)と深いお付き合いをせざるを得ない、と…でも、12Qとか言われても、まだパッとイメージがわかない(物理的なサイズが思い浮かばない)から計算機があると便利…。
そんなわけで、このアプリを作りました。単にptをQやHに換算するだけじゃなくて、実際に印刷物になった際の実寸でプレビューできたらよりイメージもわくな〜ということで、プレビューできるようにしました。
単位を変換させるのは、はただの四則演算の組み合わせでしかないんですが、プレビューさせるのがかなり面倒でした。行送りですが、実はフォント毎にAppleが独自のルールを入れているようで、単に入れた数字が反映させれるわけじゃないんですよね。で、今回iPhoneのデフォルトフォントをほぼ全部検証したりなど…(フォントファミリーで同じルールとも限らない) まぁ、この辺りは時間があるときにでも開発記事を書きたいと思います。
そして、アプリとしての体裁を整えるために必要なことも諸々あります。例えば、変換とは直接関係ないですが、設定画面ではTableViewを使います。そうなるとTableViewもある程度使いこなさせるようにならないといけません。この色を変えるには何をいじればいいの?どこまでなら自分でも出来るのか?等など。
そして、デザイン。このアプリはiPhoneのみ対応ですが、iOS 8が動くiPhoneの画面サイズは 4s、5と5s、6、6 Plusと4種類あります。しかも部品が多いツール系、でもスクロールなしでなんとかしたい。どの画面サイズでも成立するデザイン…成立するためのAutoLayoutの制約…いやぁ、難しすぎます。
作り上げるとこで得られたものはたくさんありました。これもまた別の機会にお話したいです!(*´д`*)
よく「まず最初に簡単なものでもいいので、1つ作ること(やってみること)」というのは、どんな世界でもよく耳にするセオリーではありますが、それを改めて体感しました。
[おまけ] 間に合ったApple Store銀座のアプリ道場イベント
実は、このアプリ、リリースされたのが、Apple Store銀座のアプリ道場イベントの2日前でした!(/∇\*)
イベントの登壇者(発表者)は実際アプリをApp Storeでリリースしてる人という事にしていたので、私のやることは危うく司会だけ(つまり発表なし)なるところだったという。(登壇者さん多かったので、別に司会だけでもいいかな〜と思ってはいたんですが。)
内容や時期にもよるみたいですが、アプリは作ったらすぐにリリース出来るわけではなく、申請からAppleの審査まで10日くらいかかります。リジェクトされることもあります。使い方がわからないと審査がとまったりもします。今回、いっぱつで通らないとマズイと思いまして、英語でこのアプリ説明を作って送りました。(日本人でも印刷物作る人でないと、このアプリどうやって使うのか分からないでしょうし)
いやぁ、間に合ってよかったよかった!(。´▽`)
興味のある方は是非ダウンロードしてみてくださいね。また、最近印刷物を作り始めたデザイナーさん(組版する人)や、仕事でないけどたまに作るよ、なんて人がいたらオススメしてくれると嬉しいです。(๑´ㅂ`๑) ちなみに自分は、InDesignで文字を組む前に何となく雰囲気を見るのにめっちゃ使ってます。自分の使うフォントを入れられるようになったらすごく便利かも!